
健康のため、皆さんはどのような事に気をつけて食事をされていますか?
日々の忙しさでないがしろになっている方も多いのではないでしょうか。
特に20~30代の男性の約30%は朝食を食べていないというアンケート結果が出ております。
今回の記事では自分の適正量の食事、栄養バランスについて考えてみたいと思います。
あなたの食生活は大丈夫?
上記図は農林水産省により公開されているバランスガイド表ですが、バランスよく食事を摂取できている自信はありますか?
現在、日本は今までの歴史の中で一番豊かな食にあふれた時代を迎えています。
だからこそ、好き嫌いや偏食による栄養不足の問題が起きているのです。
高齢者に多いのは、肉を食べなくなってしまうことから発生する「タンパク質不足」です。
タンパク質が不足する事で老化が加速するという調査結果も出ております。
やせ型の栄養不足な現代人も多いのですが、肥満型の栄養不足も増えてきているというのはご存知ですか?
通常、日常生活を送る上で必要なエネルギーを食事から摂取していますが、「食べ過ぎ」による余剰分により、体内に蓄積されることが肥満の原因になるというのが一般的な考え方です。
しかし近年の食生活に関して新たに提議されているのが「新型栄養失調」による肥満の促進なのです。
食事に含まれる様々な栄養素は?
①活動のエネルギーになるもの・・・エネルギー(カロリー)
②骨や筋肉など身体を作るもの・・・カルシウム、タンパク質、ビタミン等
③身体の調子を整えるもの・・・ミネラル、食物繊維等
大きく分けると人が生きていく上で必要な活動に対して、必要な栄養素が上記の3つの栄養素になります。
3つの栄養素がそれぞれバランスを取り合っているのですが、栄養不足により本来、エネルギーを消化する機能・動きが弱まる事があります。
例えば、ビタミンはエネルギー源になるものではありませんが、三大栄養素である、タンパク質、糖質、脂質の代謝を助ける働きをしています。
よって、ビタミン不足の人は本来、代謝するために消費するエネルギーを体内に留めてしまっている可能性もあるのです。
また、食物繊維不足になると腸内環境の活動が悪くなり、便秘や血糖値の乱高下が起こりやすくなります。
運動や食事制限をしているのになかなか痩せないという方は、摂取している栄養素で足りない栄養素を補足してあげる食生活を考えてみるもの良いかもしれませんね。
まとめ
時間や金銭面で外食、ファーストフードやコンビニでの食事が増えている現代人において「新型栄養失調」が増えているという事に思い当たる方も多いのではないでしょうか。
これからの健康を考え、自分自身の1日の食事をリストアップし、その食事の中にはどのような栄養素が含まれているかを確認してみましょう。
何が過剰で、何が不足しているかに気がつくことができ、不足を補う対策を設ける事が食生活改善の第一歩になるのではないでしょうか。
参考サイト
農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/kakudaizu.html
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics2_02.html
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042643.pdf
文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/eiyou/syokuseikatsu/kyouzai05/013.pdf
独立行政法人 国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/wko/data/wko-201305.html
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