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健康

2019.01.09

インフルエンザと心筋梗塞

今年も例年と同じくインフルエンザが猛威をふるっています。1月、2月は特にインフルエンザには気を付けたいものです。

インフルエンザの研究は昔からされていますが、1930年頃から、インフルエンザが 心筋梗塞などの心血管障害を誘発して死に至る可能性があると疑われていたようです。

この可能性を疫学的に調べた研究がカナダのトロント大学で行われました。
この実験では、同時期にインフルエンザにかかった患者さんおよび急性心筋梗塞で入院した患者さんを抜き出し、インフルエンザ感染中に起こった心筋梗塞の発生頻度と、それ以外の時期での心筋梗塞発生頻度を比べています。

結果は、インフルエンザと関係する心筋梗塞は、ウィルス検出後の1週間は6倍も頻度が上がり、 8日以降1ヵ月までをみると頻度は10分の1にまで低下します。
この数字はインフルエンザ感染が間違いなく心筋梗塞の危険性を高めることを証明しています。

詳しく患者さんを見てみると、65歳以上では7.5倍、65歳以下では2.8倍で、高齢で女性の方が 心筋梗塞のリスクが高いと結論づけられています。なぜこのような現象が起こるのかについて、論文では、心筋梗塞の原因となる動脈硬化も炎症と考えられることができ、急性のウィルス感染によりこの炎症が悪化するとともに、血管の収縮やストレス反応が合わさり、心筋梗塞が発症するのではないかと
推察されています。

このような、思わぬ危険の可能性があるインフルエンザにはなるべくかかりたくないものです。
しっかりと予防対策をし、インフルエンザから身を守りましょう。

参考論文:「Acute myocardial infection after laboratory-donfirmed influenza infection」
     The New English Journal of Medicineより
     「インフルエンザに潜む心筋梗塞の危険性」
     AASJホームページより

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