
皆さんは、かかりつけのお医者さんがいますか?
ジョンホプキンス医科大学からの論文で面白い研究内容があります。開業医をやる気にさせる患者さんはどんな患者さんかという論文です。
この論文では、25人の開業医さんにインタビューし、ゆっくり時間をかけて本音を聞きだしています。
やる気にさせる患者さんを表現するキーワードとして、「何かピンとくるものがある」「楽しい」「愛らしい」「記憶に残る」などが挙げられます。
医師も人間なので、どうしても選り好みがあることも仕方のないことかもしれません。やる気になる患者さんにはやはり時間をかけたり、亡くなると喪失感が大きいことも述べられています。
一方で、やる気にならないというか苦手な患者さんは、医師の限界を理解せずに、要求が多い患者さんということになります。医師も患者も人間です。どうせなら良好な関係を築き、親身になって治療にあたってもらう方が患者の立場としては嬉しいものです。私自身も出来るだけ、可愛らしい患者になるようにしたいものです。
参考論文:「A qualitative exploration of favorite patients in primary care」
参考文献:「開業医をやる気にさせる患者さんのタイプ」AASJ記事より