
ビタミンDの生成には日光が必要です。
国立環境研究所と東京家政大学の研究チームは、このほど健康な生活を送るのに必要不可欠な成人の1日のビタミンD摂取量の指標とされる、
5.5 μgすべてを体内で生成するとした場合に必要な日光浴の時間を、日本の3地点である札幌、つくば、那覇について、季節や時刻を考慮した数値計算を用いて求めました。
その結果、両手・顔を晴天日の太陽光に露出したと仮定した場合、紫外線の弱い冬の12月の正午では、那覇で8分、つくばでは22分の日光浴で、必要量のビタミンDを生成することができるものの、緯度の高い札幌では、つくばの3倍以上の76分日光浴をしないと必要量のビタミンDを生成しないことが判りました。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けて骨や歯を強くする役割がありビタミンDが不足すると、骨が弱くなってしまいます。
骨を作る材料の一つがビタミンDです。ビタミンDは体内で合成できますが、合成の際に紫外線が必要になります。
北欧諸国では日照時間が少ないために骨が弱くなる『くる病』になりやすいと言われています。紫外線を浴びるというのは骨の為には大切ですが、
同時に日焼けやシミ、そばかすのリスクにもさらされます。賢く簡単にビタミンDを補給するには『ビタミンD』のサプリメントが是非おすすめです。
日焼け止めが欠かせない方はビタミンDの補給もお忘れなく!
【参考文献】
Nutrients. 2010 Jul; 2(7): 693–724.Published online 2010 Jul 5. doi: PMCID: PMC3257679
Vitamin D and Bone Health; Potential Mechanisms
Eamon Laird, Mary Ward, Emeir McSorley, J.J. Strain, and Julie Wallace*
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