
HMBもプロテインも両方なじみのない方は意外と多いかもしれません。
しかし近年、高齢化に伴うロコモ・サルコペニアの予防のために筋肉を強化する栄養素に
注目が集まり、特にこの両者は筋肉を維持していくために必要不可欠とまで言われています。
あらためてHMBとプロテインについておさらいしてみましょう。
プロテイン(タンパク質):体内で消化されてアミノ酸になり、筋肉はもちろん、内臓や骨、血液、髪の毛、皮膚、爪、
細胞、ホルモン、酵素などを構成し、健康な体を維持する為に必要な栄養素
プロテインは筋肉へのはたらきがメインの役割と考えられがちですが、内臓や髪の毛、皮膚など体の部位の構成や免疫強化、
体の機能調整をする栄養素なので健康な体の維持には欠かせない栄養素です。プロテインが不足することで、筋肉がやせ細り
代謝が落ちてしまったり、免疫が下がったり、ホルモンバランスが崩れるなどの不調が出てくる恐れがあります。
特に運動やトレーニングをしている人は、していない人と比べると筋肉に必要とされるプロテインの量が増えるため摂取量を
増やして補わなければ筋肉はもちろん、臓器や血液、酵素やホルモンなどにも影響が出てきます。
HMB:ロイシンというアミノ酸の代謝物で、直接筋肉にはたらきかけて筋肉の合成を促進し、分解を防ぐはたらきがある
HMBは、筋肉のブースターとして、筋肉の合成に直接はたらきかけるためトレーニング後の筋肉の破壊をすばやく修復します。
さらに、筋肉が修復されてもカロリー摂取量が足りないと、筋肉がエネルギー源として消費されてしまうため、筋肉が分解
されてしまいます。その筋肉の分解を防ぐ役割もHMBにはあります。
トレーニングをしている方、筋肉を大きくしたい方にとっては、健康的な体作りに欠かせないプロテインと筋肉に直接はたらき
かけるHMBを一緒に摂ることで理想の体型や、求めるゴールが近くなると期待できます。
また、シニア世代の方は、年齢を重ねると筋肉が減って足腰が弱くなり、免疫力も衰え、徐々に体のバランスが崩れがちになります。
バランスのとれた健康的な体作りにはプロテイン、そして衰える筋肉のサポートのためにHMBを一緒に摂って、いつまでも自分の足腰で
歩ける健康的な体作りを目指しましょう。
参照元:公益財団法人 日本食肉消費総合センター『タンパク質は体のなかでどんな働きをしてる?』
http://www.jmi.or.jp/qanda/bunrui4/q_067.html
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