
カナダ-ブロック大学らの研究チームによると、ヨーグルトを摂取することで筋肉増強効果があることが確かめられた。
研究では、貧弱な大学生30人で行われました。大学生を二つの群(ヨーグルト摂取群と非摂取群)に分け、12週間、週3日の訓練と20g(たんぱく質容量)/日のヨーグルトを摂取させた。その結果、ヨーグルト摂取群は非摂取群に比べて、単位あたりの筋持続力の変化量に約1.5倍の効果があった他、体脂肪率の減少(約1%の低下)、筋肉量厚の上昇に(0.34cmの上昇)の効果が得られた。
ヨーグルトの筋増強効果は、他の論文と比べるとホエイプロテインより少なく、また、トレーニング期間も長期化するように感じる。
ヨーグルトは、朝長食として食べている方も多いのではないでしょうか。また、固形物なので、水分の摂取と比べて「食べてる感」もある。そのため、ヨーグルトとプロテインの混合物の摂取を推奨したい。ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌等が多く含まれていることから、体にも優しくさらにプロテインを加えることでサルコペニアやフレイル対策にもなる。高齢者では、顎の力が弱くなっており、のども狭いので固形物や錠剤に嫌悪感を示す人もいるだろう。テレビ・雑誌等で紹介されている摂取方法の一つであると思われるが、流動食状の摂取では比較的食べ易く体にも良い一石二鳥の摂取方法ではないだろうか。
参考文献:Greek Yogurt and 12 Weeks of Exercise Training on Strength, Muscle Thickness and Body Composition in Lean, Untrained, University-Aged Males